5歳違いの姉妹って?
ワタシには6歳違いの姉がいる。そして、ワタシは姉に「遊んでもらった」記憶はあまりない。
もちろん、遊んでもらったことがないわけではない。小学校に入る前、つまり、姉が小学校の頃は、当時女の子が遊んだ「ままごと」「着せ替え人形」「お絵かき」なんかを一緒にやってくれた思い出がある。そして、いろいろなことが出来るお姉ちゃんを、本当に尊敬していた。着せ替えの服を作ってくれる、ピアノが上手、字も教えてくれる。料理も作ってくれる。自分には出来ないことが何でも出来るお姉ちゃんって、すごい。
こういう体験が、「お姉ちゃん信仰」(お姉ちゃんの言うことが正しい、みたいな。)をうみだすんだろう。
小学校に入った頃は、毎日毎日「絶交」していた。けんかの原因は、だいたいテレビだった。家に1台しかないテレビ。チャンネル争いが激しかったなあ。母が仲介に入ってくれない限り、だいたいワタシの負け。いつもいつも泣いていた。「お姉ちゃんのバカぁ」となるのだった。
あんなにけんかをしていたのに、今では仲良し姉妹である。一緒に買い物に行き、ディズニーランドに行き、長電話をする。姉妹でよかったなあ。と思う。
さて、5歳違いのMIとYUを見ていると、自分の小さい頃を思い出す。あのときの母の気持ちが分かる。あのころ分からなかった「おねえちゃん」の気持ちも少しは分かる。
MIがYUに優しいとき。DSをYUから借りるとき。YUからお菓子をもらうとき。YUにお手伝いを頼むとき。。まあ、ワタシもそうだったが、妹は姉のパシリである。でも、尊敬する怖いお姉ちゃんには逆らえない。。。
たぶんYUも、ワタシとおなじように、お姉ちゃんに、ある種、畏怖の気持ちを持っているような気がする。5歳の差って、そんなものだ。自分には出来ないことをさらっとやってしまうお姉ちゃん。自分がやりたいことをさっさとやってしまうお姉ちゃん。でも、自分には優しくないお姉ちゃん。
そんな「お姉ちゃん」が、ある日、ただの姉になる日が来る。「お姉ちゃんには出来なかったこんな事が、私には出来る。」「お姉ちゃんよりもこんなところが自分はすごいかも。」そういうことが少しずつ分かってくる。大きくなれば、自分の得意分野が何か分かり、姉とは違うことが分かってくる。
そういうのを少しずつ、認め合って、大人の姉妹の関係ができあがるのかもしれない。
年子の姉妹、3人姉妹、一人っ子、それぞれ、いろいろな育ち方をするのだろう。
でも、YUを見ていると、本当に、いろいろなところがワタシにそっくり。
がんばれYU。おかあさんは、YUちゃんのこと、全然心配していないよ。お姉ちゃんがいてよかったな、と思う日がきっと来るに違いない。(と、思うョ)
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