オトコは仕事、オンナは家庭?
ワタシが仕事を始めた24年前は、まだまだこういう考えが普通だった。
ワタシが今の仕事を選んだのは、ワタシ自身が「結婚しても子供を持っても女性もずっと仕事をすべきだ」と考えていたからだ。やめなくても続けていけそうなところに就職したわけです。
今回紹介するのは
この中に、「女性が職業を持つことについての考え方」をきいた質問がある。
平成4年には「結婚するまでは職業を持つ方が良い」「子供ができるまでは職業を持つ方が良い」と答えた方が、それぞれ12.5%、12.9%。女性は職業を持たない方がよいとこたええた方も含め、「仕事を辞める派」は全体で30%だった。
一方同じ平成4年で「子供ができてもずっと職業を続ける方が良い」と答えた方は23.4%、「子供ができたら職業をやめ、大きくなったら再び職業をもつほうがよい」と答えた方は42.7%だった。
これが今回、平成21年の調査では
「子供ができるまでは職業をもつ」「結婚するまでは職業をもつ」「職業を持たない方が良い」があわせて約20%
「子供ができてもずっと職業を続ける方が良い」が45.9%。これは平成4年のほぼ2倍
「一度やめて再び職業をもつ」が31.3%。10ポイント減
最近では、子供ができてもずっと職業を続ける方がよい、と考えている方が半数近くになったということだ。
まあ、子育て世代といわれる30代では「一度やめる」派が35.5%とちょっと高くなっている。
また、結局はそういう思いがあっても「預けるところがない」「ひとりですべて負担しなければならない」「休む制度がない」などの理由でやめてしまう女性が多いのも事実。
現在、働きたい女性の就業支援として、さまざまな対策が考えられている。今回の経済対策でも保育所について考えられていたようである。
少しずつ、少しずつ、働く環境も整っている。
あと10年もすると、辞めずに働くのが普通になっているのかもしれない。
参考までに、ちょっと前に話題になった
「 結婚しても必ずしも子供をもつ必要はない」
の調査もこの世論調査です。関心のある方は上のHPリンクをみてみてください!
| 固定リンク
「ママ達の再就職って?」カテゴリの記事
- デジタルスキルで就活力アップ ~女性のデジタル人材育成講座~(2023.05.31)
- 働き方、迷ったとき(2019.12.09)
- インターンシップで再就職に備えよう(2019.08.21)
- お仕事体験フェアで新しい仕事にチャレンジ(2018.07.10)
「調査・統計・白書など」カテゴリの記事
- 宝くじって知ってる?(2024.11.30)
- 男女共同参画の「令和モデル」①(2023.10.11)
- 妻と夫の家事分担 (家庭動向調査①)(2023.09.12)
- 男性育児休業はむずかしいか ~雇用均等調査~(2023.08.05)
- 世帯や所得の状況は? ~国民生活基礎調査~(2023.07.11)
コメント
おはようございます。
「オトコは仕事、オンナは家庭」
私もたしかにこんな考え方がふつうの社会で育ってきました。
でも、そんなのおかしいとず~っと思っています!
男女で体力以外の差別はなしだと思います。
今は社会的支援が良くなってきているので、女性も妊娠・出産・育児をしながら仕事を続けることができるようになってきたし、男性の考え方も変わってきたから、これからどんどんいい状況になっていくのかな、なってほしいなって思っています。
投稿: sakura-sunsun | 2009年12月10日 (木) 09時41分
考え方は人それぞれなので、こうすべきとは言えないと思いますが、子どもができても働いた方がいいと考えている人は未だに半数以下というのはちょっと意外です。
欧米では一度子育てで仕事を辞めても、その後キャリアを築いている人が多くいると思います。その時の状況に合わせて働いたり働かなかったり出来るのが理想なのでしょうね。
投稿: ひなママ | 2009年12月10日 (木) 09時48分
我が家の奥さんは働いておりませんが
世の中共働きじゃないと持ち家はムリですからねぇ
バブル弾けてかなり世の中の女性が仕事に対しての考え方が変わりましたね。
子供いらない夫婦ってけっこういるんだぁ。そうなんだぁ。
投稿: たか | 2009年12月10日 (木) 13時06分
老若男女、みんなが自分の選択する人生を
歩みやすくなるのは歓迎したいですね
働きたい人は働く、結婚・出産したい人はそうする、
男性だって、専業主夫や育児休業って道を
(権利だけでなく雰囲気的にも)堂々と選べたら
いいな、って思います。
保育所については、その世界に子を預け、
かつ働く身として、今の検討には、懐疑的な思いも
抱いてはいますが…、まぁそれはまたの機会に
投稿: すとれちあ。 | 2009年12月10日 (木) 17時01分