内勤女性、視野を広く ~第一生命~
今朝の日経新聞です
第一生命では、2006年から「社内トレーニー制度」を導入しているそうです。
これは、転勤のない内勤の女性職員を対象に、他の職場を経験してもらって視野を広げてもらうことを目的とした制度。約6千人の職員が対象だそうです。
希望者が年に1回、行きたい部署に1週間から1カ月異動して勤務
管理部門から営業部門まで、ほぼ全部署への異動が可能とのこと
人気の異動先はお客様の生の声が聞ける「コールセンター」
コールセンターでのお客様の対応が「元の職場に戻ってからも、生身のお客様の声を感じながら仕事ができるようになった」とか。
顧客の声を聞くと内勤部門の職員の意識が大きく変わるということで、「女性社員の意識改革と、職場の垣根を取り払う効果が着実に表れている」そうで、第1生命では、入社5年目の社員に対するこの制度を義務化するそうです。
たしかに、現場を知っているのと知らないのとでは、仕事のやり方が違うと思います。
ワタシは、現在は現場の仕事。お客様との触れ合いの中で女性の仕事に対するニーズを見出し、現在の問題点を探り、次の企画へと生かすようにしています。
ただ、違う職場へ行くのは新鮮な半面、ストレスもたまることもあるのでしょうね。
ワタシなんかも全く違う部署に異動することが多いので、異動後最初の3ヶ月はわけがわかりません。人間関係を作っていくところからなので気も遣います。仕事を覚えるまではそりゃ大変です。
でも、違う仕事から、新しい発想や、現状の問題点が見えてくることもたくさんあります。今まで気づかなかったことを知り、自分自身も成長する良い機会です。
配置転換、というところまでいかず、「ちょっと他の職場を体験してみる。」
働く女性自身の意識改革や自分の成長に役立つので、機会が得られる方たちにはぜひチャレンジしてもらいたいと思います。
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コメント
違う部署や違う担当などを経験すると
それまで見えなかったものが見えたりしますよね。
とてもいい試みなのではないでしょうか?
私の経験では、女性の多くに見られる仕事上の弱点に
「目の前ではない事に弱い」ことがあると思います。
空気を読むことは往々にして男性より得意だけど、
空気から抜け出して物事を眺めることに
男性よりも一歩遅れているというか。
私の印象が正しければ、女性全体にとって
新たな飛躍になるかもしれませんね。
投稿: すとれちあ。 | 2010年1月18日 (月) 17時55分