日本を考える学生たち 〜ハーバード白熱教室〜
ベストセラーの本ですが
NHKで放送していたときには見なかったのでちょっと読んでみました
この中で、東大にこの先生を招き、学生たちと(一般の人もいたらしい)ハーバード講義形式で授業を行ったときの講義録が掲載されています
「現役世代のみなさんが戦争責任を負うべきか」
重いテーマです
賛否両論です
Yesの方たち
・歴史が続いている。祖先なくして自分たちは存在しない
・被害者のいる限り謝罪と賠償をすべき
NOの方たち
・未来永劫まで責任を負う必要はない
・歴史を語り継ぐ責任はあるが道徳的な責任まで新しい世代が継ぐべきではない
などなどなど
中には
「難しくて分かりません」のような回答も。。
それに対し
「難しいから聞いているんだ」と先生。
これ、同時通訳付きということですが、多くの学生さんは英語で議論していたようですね。さすが東大生
結論を出すのが授業ではないので賛否についてお互いの意見を聴き、認め合い、理解し合うことが大事だということでしょうか
1000人の議論で理解しあえるのなら政治などで議論をすることの大切さはどうだろうか。。。と先生のことばでした
ハーバード大学での人気講義ということですがポンポンすすむ質問とそれに即答する学生たち
「日本の学生は意見など言わない」と言われたがそれは間違いたっだ
との教授の言葉
戦争責任のような重いテーマをどのくらいの学生が考えたことがあるだろうか
戦争はいけない
その通りだが
歴史が続く限り謝罪し続けなければならない
これもどうでしょうか
日本が中国や韓国に行ったこと。日本がアメリカから受けた原爆や沖縄などの被害
ただ単に「これは過去の歴史だよ」というにはまだ早すぎるでしょうけれど
戦後65年たち、戦争は遠い話になりつつあるのは日本だけかもしれない
今もお隣でも紛争があり、アメリカで年間軍人が何人も亡くなっている。世界の各地で戦争や紛争があり人がなくなっている
先日「きけ わだつみのこえ」という本を目にする機会があった
これは学徒出陣した日本若者が祖国の家族などにあてた手紙を集めたもの(改ざんされているとかいう話もあるが真実はわかりません)
20前後の若者が死を前にして思いを父母に手紙でつづっていた。。。。
重い本だった。。。。(重量じゃないよ)
我が子が遠い戦地でこんな手紙を送ってきたら…母のワタシはどうだろうか
なんだか珍しくここ数日、重いテーマを考えるワタシ
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