どうなる、年金 ~3号被保険者制度の行方~
というものが
厚生労働省から発表されています
新聞でいろいろ解説されていましたが
新しい年金制度の骨格は
○所得比例年金(職種を問わずすべての人が同じ制度に加入し、所得が同じなら同じ保険料で同じ給付)
○最低保障年金(高齢期に最低限これだけは受給できるという額を明示)
ということなのですが
読み進んでいくとどうも具体的に何がどうなるのか
よくわかりませんでした
多くの主婦の皆さんが気になるであろう
3号被保険者制度の行方は。。。。?
う~ん、これも結局よくわかりません
書いてあったことは
○現状として・・・保険料を負担しないで基礎年金を受給できる第3号被保険者制度について、専業主婦を優遇しているのではないかとの批判がある。
○改革の方向性として・・・第3号被保険者制度に関する不公平感を解消するための方策について、新しい年金制度の方向性を踏まえつつ、検討する。
というのが今回の結論です
この時点では今後の検討とする
まだ何も決まっていないということで
この時点では3号被保険者制度に変更はないようです
また、多くのパート労働者のみなさんが気になるかもしれない
(多分、負担が増えるであろう企業のみなさんも気になるところでしょう)
厚生年金の適用については
現在1週間の所定労働日数が通常の就労者のおおむね4分の3以上あることが適用の条件としているところを
雇用保険の制度などを参考に改革する。。。
つまり、1週間の所定労働時間が20時間以上で、31日以上の雇用見込みがあるパートの方は
厚生年金の適用になる。。。。ということらしいです
新聞情報などでもこんな感じで解説されていました
また、受給資格期間は現在25年と長い期間を前提としているところを
短縮する。。。新聞情報では10年以上くらいみたいですね
気になる財源の話はこれからですが
保険料と税と両方を財源とするのでしょう
そして実施時期ですが
移行期間も必要ということで
この制度を始めるのは40年後から。。。らしいです
40年後には高齢者の数も多いでしょうし
子どもは少なく
現役世代も急に増えることもないので
かなりの財源が必要となるようです
企業の負担も増えるでしょう
相変わらず膨らむ年金みたいですが
どうなっちゃっているんでしょうか
まあ、複雑に絡み合った制度と
課題も多い中で
これだ、という素晴らしい案がすぐ出るとは思えませんが
新聞などを読んでも
負担は増えていくばかり
40年後、ワタシはこの世にはいないかもしれません
死んじゃった後のことは生きている人で考えてね
なんてみんなで考えているわけではないでしょうけれど
もう少し具体的なイメージが欲しいなあと思いました
それだけまだまだ解決策には
程遠いということなんでしょう
これから具体策を詰めていくのでしょう
原発の補償の問題やら
復興財源の問題やら
明るい話題がなかなかない中で
デフレはつづくかもしれませんし
仮に景気が回復しても
給料も上がらず実感のない状態が続くんじゃないか
そんな感じもいたします
どうなる年金
行方を見守ります
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コメント
こんにちは!
いつもどうもありがとうございます♪
40年後・・・お話になら無いですね(笑)
40年後には法改正あったらまたもとの木阿弥
今議論してる意味すら無いですね
それよりも、しっかり今まで年金払ってきたぶんを
しっかり給付できるのか?そっちのほうの財政の方が重要な気もします
今があるから未来があるので(苦笑)
投稿: スーパーサイドバック | 2011年5月25日 (水) 12時27分
そもそも(国民年金ではなく)厚生年金は、
戦時中の戦費調達が狙いだったとか…
(年金制度って、最初は歳入ばかりですからね)。
だから、即ダメ、って言うつもりはありませんが、
何十年、いや百年スパンで考えるべきこの問題を
あまりに目先の都合で考えているように見えます。
雇用保険の短時間労働被保険者を加入させる案、
いつかはなりそうですね。
個々人は、希望する人しない人、分かれそうですが、
会社はなるべくなら加入させたくないですよね。
これが、正規雇用を増やす糸口になればいいけど、
労働時間の切り崩しに繋がるおそれが消えません
(厳しい損益の中から、法定福利費が増えるのは
どの会社でも避けたいはず)。
投稿: すとれちあ。 | 2011年5月25日 (水) 13時09分
年金 破たんしちゃって や~めた
なんて 国は絶対に言えないだろうし
でも どんどん高齢者が増える一方なんだから 早めの一手なのかね。
私も 年金払ってますが
私の頃は 貰えるかどうかも 定かじゃなさっそう。。。
投稿: てっちゃん | 2011年5月25日 (水) 13時49分