子ども・若者の現状 ~子ども・若者白書~
が厚生労働省から発表されました
これは昔でいう青少年白書
似たようなのに
子ども・子育て白書というのがあるから
ちょっと紛らわしいですね
青少年問題は
時代によってテーマがずいぶん変わると思います
ワタシが青少年関係の仕事をしていたときは
携帯やインターネットの弊害が言われ始めたころで
小学生によるネットを原因とする殺人や
ネットいじめなどが大きな社会現象になっていました
その少し前は
青少年の非行問題
家庭内暴力問題などでしょうか
今回の特集は
高等学校を中途退学しおおむね2年以内の若者は
現在していることは「働いている」56.2%(ただし約8割がフリーター・パート)
「在学中」30.8%
中途退学した理由は
欠席などがたまり進級できそうもなかった、校則や校風が合わなかった、勉強がわからなかった、、、などの理由が多いようです
3年後に自分がどうありたいかという質問に対しては
「正社員として働きたい」35.9%、進学を希望する者も2割以上。
自分の将来への不安感として(不安)と答えた人が約7割
高校を辞めたことを後悔していると答えた方は23.7%にとどまるけれど
高卒の資格が必要だと思うと考えた人は78.4%
パートでもアルバイトでも
「高卒以上」
という求人は意外と多い。
いろいろな理由で
学校を辞めざるを得なかった子どもたちがたくさんいるけれど
中退者へ差し伸べられる手は意外に少ない
もちろん中には
夢があったり
やりたいことがあったりして
苦労をしつつもそれを乗り越え
それを実現し社会で活躍できる強い人もいる
一方で
社会に飛び出したのはいいけれど
アルバイトやパートで
やっと暮らしている人も多いという
特に女子は大変かもしれない。。。
高校生という
大人ともこどもとも言い難いところでの
決断が
一生を大きく左右することもある
良き相談者やサポートがあればよいのですが
そうではなくて苦労している子どももたくさんいるでしょう
学校を離れてしまってからの支援は難しいようですが
各地でいろいろなサポートセンターなどもできているようです
辞めた後
社会に出て働く期間はとても長い
子どもが少なくなる中で
大きな課題だと思います
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コメント
親はこうした現状を考えつつ、子どもの進学も考えているんですけどね~。当の本人はどう思っているのかしらね~。世の中甘く考えているんだろうな~。
世の中厳しいものですね。
投稿: 雀のお松 | 2011年6月13日 (月) 12時11分
人生のやり直しは どこからでも出来ると思うので
頑張るしかないよね
でも 学校を 簡単にやめちゃうのは
忍耐力がなかったり
甘い考えの 子供が 多いんだろうね。。。
投稿: てっちゃん | 2011年6月13日 (月) 17時37分
学校ではおしえてくれない大切なことも
たくさんあって、
絶対に学校を出なくてはいけない
わけではないと思いますが、
今の日本ではせめて高校ぐらいは出ていないと
という風潮が強いので、
辞めてしまうと後が厳しいですよね。
どうしても辞めざるを得ない子どもたちのために、
もう少し救いの手があるといいのにと思います。
日本はどうしても、
少数派には厳しい社会ですね。
投稿: 子育て不動産鑑定士☆りょう | 2011年6月13日 (月) 21時16分