渋沢栄一 〜埼玉の偉人〜
埼玉県の偉人といえば誰でしょう??
有名な政治家とかがいないのでどうも名前が思い浮かばない、という方も多いでしょう
渋沢栄一、
ただの明治時代の実業家?
いえいえ、とんでもございません
日本の近代経済の基礎をつくった人、といっても言い過ぎではありません
大河ドラマで主役級で出ていたり、お札になったりしていれば
もっとメジャーな人になっていたかもしれませんね
現在の深谷市の生まれ、
ワタシの姉の夫の実家の近くです。「血洗島」というところの出身の方です
昨日は没後80年目ということで、深谷市ではいろいろなイベントをやっているようです
そんな渋沢栄一を知りたい方は
飛鳥山にある渋沢栄一資料館へどうぞ
渋沢栄一の偉業について分かるようになっています
また「雄気堂々」という城山三郎の小説なども栄一の人となりに触れるうえで読みやすい小説です
もちろんご自身の著書「論語と算盤」を読んでいただくのもいいでしょう
また、栄一の孫の孫である渋沢健さんのサイト
では、渋沢栄一の名言の数々が出ています。
渋沢栄一は、明治の時代、官尊民卑の思想がある中で
あえて官僚から実業家になり
国を富ますには経済を富まさなければならないと
経済あってこその国家を説いています
企業を発展させ国を豊かにするためには「論語」をよりどころに道徳と経済の一致を心がける(健全な経営と、倫理ある経営、ということでしょうか)
という道徳経済合一説をもとに
500を超える企業の設立に関わり
600を超える社会貢献事業を行った人です
渋沢栄一の言葉は
今のこの時代に合うものがたくさんあります
たとえば人材の育成
新しき時代には新しき人物を養成して新しき事物を処理せねばならない
明治大正時代のように今や日本もどんどんめまぐるしく変わっています
古い考えから脱することができ、変化して、新しい時代に対応することが必要なのではないでしょうか
明治時代の方ですから女性についてはまあそれは昔の考えもあり、女性は女性らしく、というのが根底にはあるようですが、一方でこんなことも言っています
我が国の婦人は従来家計上にかかわることでも、多くは消費経済のみであって、生産経済には関係せずに済んだが、今日ではそうはゆかぬ。婦人もまた国家の貧富、強弱に責任を有するもの
栄一は女子教育にも力を入れており、東京女学館や日本女子大学などは栄一ゆかりの学校です
多くの葉を摘まんと思えば、その枝を繁茂せねばならない。その枝を繁茂させようと思えば、その根を培養せねばならない。
まずは基礎をしっかりと。当たり前のことのようですが難しいですよね〜
人は消極的に悪事をなさぬというだけでは物足らないのである。積極的に多く善事をなさねば、人たる価値はない。悪事はなさぬだけで、善事を行い得ぬ人ばかりでは、世の中の進歩はできない。
誰にも迷惑かけていないからいいじゃない。。。という日々の姿勢に反省です。
経済上の重みのある言葉は数知れず。グローバル時代の今に通じる世界経済にふれた言葉も多数。
ブームのドラッカーもいいけれど改めて読むと渋沢栄一も同じようにすごい人だと思います。
実際、多くの経営者が渋沢栄一のことを絶賛している。
興味のある方はぜひ栄一の名言に触れてみてください。
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コメント
飛鳥山は直ぐ近所なので渋沢栄一記念館を見た事ありますよ。近代社会を作り上げるのに、色々な企業の設立に携わった方だと言う印象だけしか残ってはいないんですけどね。
投稿: Katsuei | 2011年11月14日 (月) 08時34分