女性社員は使えない?
昨日の日経新聞夕刊です
働く女性は増えていますが、活躍の場は広がっているのでしょうか
管理職女性はとても少ないです
日本生産性本部の調査によれば女性社員を育成する上での課題として一番多いのが
「女性社員の意識」81.7%
女性社員自身が意欲に乏しい、感情的になる、などということだそうです
一方でダイキン工業の事例として、役員、管理職に聞き取りをした結果
「女性は結婚や出産で辞める」
「雑用や庶務は女性の仕事」
という意識が男性に今も根強いことが浮き彫りになったとか・・・
同じように雇うなら残業もやり感情的ではない「男性社員」がよく、女性はパートなどを雇用して単純業務をやってもらおう・・・
という意識はどこの企業にでもあるのかもしれません
この記事を読んでいてワタシがまだ若かりし頃を思い出しました
その職場は女性でもそれなりに責任のある仕事をする部署でしたが
人事異動の季節に翌年度の担当事務を決めるときに上司に言われた一言
「女性にはやっぱり回覧の整理や照会文書の整理とか、庶務的な仕事をやってもらわないとね」
管理職の方が女性のことをそんなふうに考えているのか。。これじゃあ女性の職域は広がらないな
当時そんな風に思ったワタシです
翌年の上司はやはり担当事務を決めるとき言いました
「女性が庶務をやるべきだなんて決める必要はないよ。新しく入ってくる男性にやってもらって、ゆうまま(まだ独身でしたが)さんには違う仕事をしてもらおう」
同じ上司でも違うものなんだな〜とつくづく感じたのど同時に
ワタシのモチベーションが200%アップしたことは言うまでもありません
そういえば新入社員の頃、ちょっと難しい仕事をやらせてもらえそうだった時も、年配の男性職員がワタシの上司に
「そんな仕事を女の子にやらせちゃかわいそうだろう」
なんて言っていたこともあったわ・・・
苦情の電話を受ければ何もいわないうちから
「オンナじゃだめだ。上司を出せ」といわれたり・・・
ワタシが、女性でもしっかり仕事をしなければならないし、期待通りの仕事はできるんだよ、
と、考えるようになったのは思えばこんなことがあったからなのかもしれません
女性は腰掛けが当たり前だった、今は昔の話でしょうか
女性はどうしても育児や家事の負担が多くなりがちですから
仕事の負担を軽くしてもらった方が家庭との両立にとってはいいかもしれません
それがいつしかモチベーションの低下につながってしまうということも多々あるのです
「大変だけれども、あなたに任せるよ」
そんなセリフやサポート体制があればもっと女性の仕事の幅は広がるのかもしれません
女性の意識、もあるかもしれませんが
「女性向きの仕事とはこういうものだ」という先入観が女性の働き方を制限してしまっているなんていう事例は
どこの企業にでもあるのでしょう
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コメント
そうそう 任されれば 男性よりも
ガッツのある 女性の方が 良い仕事
したりするんですけどね~♪
投稿: てっちゃん | 2012年2月16日 (木) 17時29分
そう思えば、社内で結婚相手を見つけられるようにと、女性事務員を採用しているんだなんて話を以前に聞いた事がありました。結婚したら当然会社は辞めてもらうんだとか。
今はそんな事を公然と言う経営者はいないと思いますが、そう言う考えで採用しているのなら、誰にでも代わりが勤まる仕事しか与えないですよね。
投稿: Katsuei | 2012年2月16日 (木) 23時41分