130万円から「80万円」の壁へ
社会保険料130万円の壁で
働き方を制限している主婦の方が多いですが
現在国で検討している案では
パート労働者への社会保険の適用が変わるかもしれません
昨日の日経新聞では
現行で「労働時間週30時間以上、年収130万円以上」が
社会保険料の適用対象ですが、これをとりあえずは
「労働時間週20時間以上、年収80万円以上」かつ、「従業員数が1001人以上」
ということになり、現行から50万人ほど対象の方が増えるようです
第二段階では従業員数が301人、または501人以上に拡大されるようです
扶養の範囲内で働いている主婦の方は
「130万円の壁」が「80万円の壁」に引き下げられる方もいるので
どうせならもっと働こうとか、
逆に80万円の範囲内で働けばいいわとか
働き方の見直しをする必要があるかもしれません
50万円も変わるので現在も130万円ぎりぎりという方はむしろたくさん働いた方が収入は増えるのではないでしょうか
企業の負担は増えるので
超短期雇用をする事業者が増える可能性もあります
これまで扶養の枠内ですんでいた方の負担は自己負担となりますが
将来受け取れる年金が増える可能性もあるので
「損をする」のではなく、得をする、という考え方もできるでしょう
週20時間以上、80万円以上というと
たとえば時給900円くらいで一日6時間、週4日、くらいで働いている方は対象になるかもしれませんね
事業者の負担は相当なものになるようで物議を醸し出しそうですので、すぐに制度が変わるとも思えませんが
これから働く方は枠にとらわれずに働いて厚生年金もしっかりもらう
という選択肢もあるのではないかなと思いますが
今後の動きが気になるところです
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コメント
年金が危ないとなれば、雇用対策の事など無視して、単に低所得者からも徴収しちゃえと言う短絡的な考えになってしまってなければ良いと思うのですけどね。結果的に将来国が支払う年金の総額が増えて、財政状況になんら変わりがないなんて事にならなきゃ良いのですが……
投稿: Katsuei | 2012年3月 8日 (木) 08時32分
社会保険適用の条件が変わるのは聞いたことがありますが、
これって雇用している企業の規模も関係するんですね。
条件が複雑だぁ~~
うちは雇用する側ですが
社会保険の負担は本当に重いです。
ずるずると毎月のように保険料率が上がるし・・・
零細企業はヘロヘロですわ・・・。
投稿: 菜の花子 | 2012年3月 8日 (木) 16時36分