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病院で死ぬということ

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医師である著者が末期がんの患者の闘病、そして死と向き合いながら

・病院は人が死んでゆくにふさわしいところだろうか

・医療者に任せるのではなく、自分自身の意思と選択で決める自分の死を迎えるにはどうしたらよいか

読みやすい本です.

が。。。

読んでいて気分が重くなりました

昨年父を亡くしました

父は自宅で息を引き取りました

前立腺のがんと診断されて10年ほどたっていたでしょうか

自分もがんであることをもちろん知っていました

それでも医者から余命宣告をされたときはさすがに父にはいえませんでした

ワタシと母が先生から

「あと半年だね~」と言われ

元気なのに。。。

と思っていましたが、そのほぼ半年後になくなりました

父は最期は

体が苦しいときは「もう早く死にたいなあ」

ちょっと元気なときは「まだ生きていたいなあ」

とつぶやき、その都度は母

「まだまだ大丈夫だよ」と励ましていたようです

ワタシも父に会うたび

「今度は○○にくるから、そのときまで元気でいてくれないと困るよ」

と言っていました

いつも

「最期にチューブにつながれてまで生きているのはいやだ、家で死にたい」

といっていた父

その言葉通り、特別な延命治療もせず

痛みもなかったことから自宅で息を引き取った父

この本を読んで、

多くの人が病院で亡くなる中、

あらためて、父は母に看取られ幸せだったんだなあと思いました

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書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

なんか目頭が熱くなりました。延命治療に介護、本当に必要な医療なのか、本人が望んでいるのかなど、そのあり方が問われていますよね。機会があれば読んでみたいです。

投稿: Katsuei | 2012年3月30日 (金) 08時26分

お久しぶりです
親を亡くすと、自分の老後や死に方について考えるようになりますよね。
うちの義父も昨秋亡くなりました。最後肺炎だったので病院でしたが、延命治療は本人と義母の希望でしませんでした。病院の先生や看護師さんたちもとても優しくて、死後も義父の体を大事に扱ってくださったり病院の庭のお花を義父の胸元に飾ってくれるなど、最期この病院にお世話になってよかった、と思えましたよ。
でも亡くなる人にとっては、お父様のようにやはり住み慣れた自宅で家族に囲まれて、というのが一番幸せかもしれませんね。

投稿: ゆーほ | 2012年3月30日 (金) 10時03分

お久しぶりです。
病気、病院と言うと、治療のことばかりが
先に浮かびますが、前後の生活やその後の
「死」についても、向き合わなければなりませんよね。
「医は仁術」とはよく言ったものです。

お父様は幸せでしたね。
家族こそ、一番の医者かもしれません。

投稿: すとれちあ。 | 2012年3月30日 (金) 11時12分

私の父も、死の前夜、母に手を握っていて欲しい
と言って、母はお互いの手をひもで結んで休んだそうです。翌朝、父は息を引き取っていたそうです。最後までぼけることなく、死に対する恐怖があったのかもしれません。お酒も、タバコもやらなかった父が肝臓ガンでなくなって20年。今、母は病院で呼びかけても反応なく、ベッドに横たわるだけの生き方です。沢山の延命治療はしたくありませんが、行って、体を触ると温かいと、割り切れないのも事実です。

投稿: よたろう | 2012年3月30日 (金) 11時58分

なんか胸がギュ~ンってなりました。
私の両親はまだ元気ですが、いずれはそんな日が
くると思うと、苦しくなります。
私も出来るなら、両親の最期は自宅がいいと思います。
そんな日がきてほしくないけど、いつかは必ず・・ですもんね・・。

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投稿: ユウママ | 2012年3月30日 (金) 14時05分

深く考えさせられました。
全くその通りだと思います。
何度となく人の死に立ち会った長女(doctor)が同じようなことを言っていました。家で看取られる幸せについて・・・私自身そう思います。

人生の最期の幸せって何でしょうか。きっと家族に看取られることではないかなと思います。
それぞれ、各家庭には事情があります。我が家にもあります。
でも、最期は、愛する家族の元で・・・ですね。

投稿: ヴィンセント | 2012年3月30日 (金) 14時36分

こんにちは、この本を読んだことはないけれど、いつか誰もが向き合う死。。

先日、62歳のウチの父が胃潰瘍に続き心筋梗塞で入院しました。
母も不整脈で要検査らしく、介護という言葉が現実になりつつあります。

できれば自宅で看取りたい…遠くに住んでいるアタシの願いです。

投稿: ミカオ | 2012年3月30日 (金) 16時08分

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