パートを戦力に
12日の日経新聞夕刊です
今や働き手の4人に一人がパートの時代
社会保険料の見直しが進む中、パートを雇用の調整に使いたいという企業も多い一方で
大手を中心にパート社員の活用を図るところもあるという記事
紹介されていたのは
りそな銀行
仕事が同じなら正社員もパートも賃金水準は同じ(パート労働法の趣旨どおり)
正社員が担っていた業務を経験や所有資格に応じてパートも担当できるようにして
経験を積めば正社員や管理職への登用もあるとのこと
会員制量販店を運営するコストコ
年収を103万円以下に抑えて働きたいと考える求職者は原則雇わない
正社員とパートの所定労働時間の違いはあるが賃金水準に格差はない
管理職などの主要ポストにはパートも応募できる
包装用フィルムメーカーのクリロン化成
年収が130万円以上になると社会保険料の分だけ手取りが減るので、その減収分を会社が補助
ロフト
正社員とパートの区別を撤廃、賃金水準を同一にし、週20から40時間の範囲で労働時間を自由に選べるようにしたところ、
制度導入前はパートの75%が社会保険の適用外の短時間勤務だったところが現在は約7割が正社員だという
パートの低賃金を撤廃しているところも少しずつ増えているのでしょう
賃金が同じなら働く時間を短くして130万円以内で働こうという選択もある中で
逆に正社員が増えたというロフトのケース
新聞以上の情報はわかりませんが
がっつり働きたい女性にとっては同じ賃金で同じように働くなら正社員を望む人も多いでしょう
パートからいずれは正社員へ、と考えている方も多いでしょうから
こうした動きが広まることは歓迎したいと思います
ちなみに、130万円の壁は
年収94万円(月額78000円)以上、501人以上の企業
が対象になるという案ですすんでいるようです
超短時間勤務の女性が増えるのか
壁を突破していこうという女性が増えるのか
企業の姿勢は景気の動向にもよりますが、
社会の意識も変わるのか
見守っていきたいところです
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コメント
こういう取り組みは、経営者の意識で企業間に温度差がありますよね。景気が良くないですから、改善したくても経営が厳しいと言う会社も多いので、法改正が社会に与える影響は、良い方向だけとは限りませんよね。
投稿: Katsuei | 2012年3月16日 (金) 07時55分