育児休業取得率~雇用均等基本調査~
雇用均等基本調査の速報が厚生労働省のHPで公表されています
固定的な男女の役割意識を打破するためにポジティブアクションを導入している企業が
大企業を中心にだいぶ増えているようです
5000人以上規模の会社では78.8%ということです
逆に小規模な事業所ではほぼ3割程度
育児休業の取得者の割合ですが
女性はこの10年ほどの間にだいぶ増えて
87.8%
ただ、一番多かった20年調査では90.6%でその後横ばいです
育児に専念したい方もいるでしょうし、それぞれいろいろ事情があるのでしょう
一方男性の取得率
平成23年度調査で2.63%
あらら・・それでも平成8年ごろは0.12%だったので
ほぼゼロ、から数人程度、という感じでしょう
男性の場合は現状の日本企業では育児休業をしっかり取ることは難しいと思いますが
それでもなるべく早く帰る
休日(できれば平日も)は妻の負担を軽くする
育児は[妻の仕事]、というわけではありません
父親としてしっかりかかわりを持ってこその子育てですから
育児休業が取れない男性もそういう意識は持ってもらいたいものです
また、短時間制社員制度がある事業所も平成3年度は20.5%
働き手はどんどん減っています
日本は人口減少社会に入っています
若い世代の収入が増えず結婚する者も減り、子供の数がますます少なくなる時代
共働きで世帯収入が増えると2人目を生みやすいという調査結果もあります
育児中の世帯の支援をもっと真剣に考えたいものです
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コメント
思い切れば 休めるんでしょうけど
なかなか 自分の与えられた 仕事を
他の人に任せてまでは 休めないのが
男性の気持ちですね。。。
投稿: てっちゃん | 2012年5月 4日 (金) 09時20分
職業柄、私はいつでも各種休暇はとれるような環境で仕事をしております。
男性の育児休暇をとった方からお話を聞いたことがあります。その方からお聞きすると、男性もしっかりと育児休暇をとった方がいいとのことでした。
我が家では、子供ができた時は、妻はもちろん産前休暇をとりました。(8週間)出産後は産後休暇(8週間)、そして、区切りのいいところまで育児休暇をしっかりととりました。我々の頃は育児休暇は割と少なかったですが、今は、3年間とれるようです。
また、幸い祖父母と同居でしたので、妻が復帰してからもたくさん世話になりました。
やはり、福利厚生がしっかりしていなければ、安心して子育てが出来ませんね。
投稿: ヴィンセント | 2012年5月 4日 (金) 12時01分