女性は社会進出、男性は家庭内進出を
少し前のものですが
朝日新聞社主催で行われたこのシンポジウムの記事の一つです
朝日新聞の働く女性応援プロジェクト「ジョブラボ」から
元鳥取県知事で中央官庁の役人でもあった片山善博氏の発言から
お役所が「変だ」と思ったことに
女性は庶務的業務を多くやり、男性はいろいろな仕事を経験することから
男性だけが出世し
管理職の年代になったときに男性は経験が多い分いろいろなことをカバーできる
ということになる話をしています
こうした状況を「作られた能力差」、そう発言しています
「行政はサービス産業。顧客の半分は女性です。それを中高年の男ばかりがやっているのだから。顧客満足度はたかくない。
私が知事になったとき、課長以上の女性は課長一人だけでした。それで審議会の4〜6割を女性にし、男性も女性も同じようにキャリアアップし、庶務をやるということにしました。
全体を変えるには中枢を変えなきゃいけない。これは会社でもそうだと思います。
県庁の中枢部はみんながかかわる部署という意味で財政課と人事課。とりあえず、この3分の1を女性に変えました。
まが、いくつかの部門は女性をキャップにして予算編成をしたんです。秘書室もみんな女性に変えました」
と、県庁の文化をバッサリ改革する一方で
「二つ申し上げます。一つは、男の働き方の問題。男性が家庭内進出しなきゃいけない。それで初めてバランスが取れると思うんです。
鳥取県知事の時に、現役の部長に3人目の子供が生まれることになり、議会中に1か月休んだんです。
議会も理解してくれて”復職したら議場で体験談を述べてほしい”と。男性の働き方を変えることが実は社会を変えていくことになる」
と、男性の働き方にも提言をしています、。
片山氏のことはテレビで見かける程度にしか知りませんので
この話の現状がどうだということは鳥取県の方に聞かなければ真相はわかりませんが
少なくとも
トップが女性を活用しようという強い意志を示さなければ女性の活用は進まないでしょう
日本の女性の登用は国際社会の中でも異常に低いといわれています
意欲のある女性の意欲をうまく育てて活用していくことは
やはり社会の活力の向上ためには必要だと思います。
そしてそこにはやはり
「男性の家庭内進出」
の考え方が車の両輪のようになければ実現しない課題なのだとワタシも感じました
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コメント
男性の家庭内進出ですか……耳の痛い話ですね。少しは家事の手助けをしてますが、やはり手助けと言った程度にしかなっていないと思います。私の担当と言えることは、一部の掃除くらいですからねぇ。
投稿: Katsuei | 2012年11月 7日 (水) 08時16分