男女共同参画に関する意識・実態調査
埼玉県の調査です
埼玉県では男女平等の視点から
県民の男女共同参画に対する意識や家庭生活の役割分担の実態等について
昭和53年から3年ごとに実施しているものです
「男女平等」
という響き
最近ではあまり聞かなくなった言葉ですが
ワタシが仕事を始めたころは
女性の仕事はお茶くみやコピーが中心で
「職場の花」ということで
結婚したら退職するのが当たり前だった時代
「自分だってこんな仕事できるのに」
といくら思っても
女性に任せられるのは
資料の整理的な事務が多かった
今でこそ女性は職場の「戦力」ですから
隔世の感があります
けれども調査を見ると
職場で「平等になっていない」と感じる人は45%
なにが「平等」なのか、まあ、意識調査ですから
主観の問題ではありますけれどね
また、平等であるということは一方で責任も平等です
当たり前の話ですがそういう意味では
平等じゃないほうが楽でいいわあ
と思う女性もいるかもしれません
一方で
埼玉県の調査では
「男性は仕事、女性は家庭」という考え方に同感しないという人が54.2%
ちなみに同感する、と答えた人は17.6%です
女性の働き方についての理想では
再チャレンジ型(フルタイム、パートタイム、中途就職)を理想とする人が多く
就職継続型は17.2%と少数
勤務先の女性の労働状況では
「賃金に男女差がある」「昇進、昇給に男女差がある」と答えた人は約3割
男性が育児・介護休業を取得することについて
「積極的に取得したほうがよい」とする人は
取得しないほうがよい
と答えた人より4ポイントほど多い
ポジティブアクションについて賛成する人は53%ほど
意外に賛成する人が多くなっているんだなあと感じたところです
今年は長女がいよいよ就職活動を始める大学3年生
彼女が何を基準にどうやって仕事を選んでいくのかわかりませんが
母の背中を見て
「アタシは仕事もがんばるよ」
と言っているので
きっと明るい未来を築く人材になってくれるに違いない
と、親ばか丸出しで願うワタシでございます
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コメント
平等と言う観点よりも、その人がやった方がより効果的かつ効率的と思える仕事をやってもらう事が多いように思います。でも、固定化してしまうと、チャレンジ精神がなくなってしまったり、マンネリ化してしまうなど弊害も多いんですよね。そう言う意味では、同じ技術を必要とするが、違うプロジェクトに参加するって言うのが、良いのかな?とか本人の希望なんかも聞いて、どんな仕事をやってもらうか考えられるくらいの事業規模になると良いなと思ってます。
投稿: Katsuei | 2013年3月 5日 (火) 08時12分