高知県の女性は出産後もやめない人が多い? ~男女共同参画白書~
内閣府から発表されています
今年は安倍首相の成長戦略との関連からか
経済再生のカギとしての視点から
男女共同参画を分析しています
10年ほど前までは
男女共同参画といえば
「女性の地位向上」
でしたが
今は
女性にもっと活躍してもらいましょう
というスローガンのもとに書かれたこの白書です
(内容はそれほど変化ありませんが)
いわゆるM字カーブの底も
だいぶ上がってきています
若い世代ほどM字カーブの山が高くなると同時に谷が浅くなり
他には右方向にずれていることから
若い世代の女性の多くが当たり前に仕事をして
なおかつやめる人が少なくなり
辞める(おそらく出産がきっかけ?)年令は遅くなっている
ということでしょう
面白いのは
地域ごとのM字カーブの分析が出ていたことで
M字カーブの深さが最も浅いのは高知県で2.5ポイント
島根県3.5ポイント
逆に深いのは神奈川県の18.0ポイント
奈良県16.8ポイント、東京都15.6ポイント
わが埼玉県は13.8ポイント
都心部ほどM字カーブが深いということです
たとえば都心部では
待機児童が多く預け先がない
核家族世帯が多く、家族に保育を頼めない
夫がサラリーマンで都内に通勤
通勤時間が長く、かつ帰りが遅く、子育ての負担が妻に偏りがち
などというのが理由でしょうか
高知県や島根県では女性も辞めずに働いている方が多いというデータですが
実際のところどんな感じなのか
興味があるところです
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