人口50年後に1億人維持
4日の日経新聞
政府が
「50年後(2060年代)に人口1億人程度を維持する」
との中長期の国家目標を掲げることになったそうです
現在1億2730万人の人口が
このままでは
2060年に8674万人で
うち65歳以上が占める割合が39.9%
ということで
20年ころまでに集中的に対策を進めて
人口の減少に歯止めをかける
これは、政府の経済財政諮問会議の下に置かれた
「選択する未来」委員会が5月中旬に提言する内容らしいです
新聞によれば
一人の女性が生涯に産む子供の数である
合計特殊出生率を
12年の1.41から
2060年には2.07以上に引き上げる
出生率改善のために
出産・子育て支援策にかけるお金を
国費ベースで3兆円規模から倍増をめざし
「資源配分は高齢者から子供へ」
「費用は現在世代で負担」
と明記し
女性や高齢者の労働参加を進め
出産・育児と仕事との両立を図る
外国人も「戦略的に受け入れる」とする。
人口減少で
約1800の地方自治体が
40年には523が消滅する可能性が高いと指摘
20年ごろを節目に経済社会システムを大きく帰る
と明記
今後5年程度で具体策を検討し実施する方針を示す
という内容です
こうした検討内容が
具体化されるまでの間に
問題や課題が出てきたりして
強力には進められず
なんとなく今の日本の状態になっています
例えばがっつり働く女性が増えれば経済は豊かになるかもしれませんが
女性の場合、妊娠しやすい年齢があり
40歳を過ぎると不妊治療を行っても
成功する確率はかなり低い
仕事を優先していて妊娠のタイミングを逃してしまうケースも多いとか
また、こうした情報を事実として伝えようと思っても
「子どもを産め」と言われていると感じる方もいるので
そうした個人の領域にまで踏み込めない
晩婚化は少子化につながります
結婚しない男女が増える中で
どんな少子化対策を
実効性があるものとすることができるのかが
今後のカギを握っているのだと思います
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コメント
このまま少子化が進めば、本当に日本の人口は半分くらいになりそうな勢いですよね。
投稿: Katsuei | 2014年5月 8日 (木) 08時04分
今の少子化対策は、労働力の側面からの対策ばかりですね。
「中絶」「出産後死亡」などの政策も大きな課題です。保育所対策も 今までの政策の失敗を認めてからスタートして欲しいものです。
かなしいかな、若年自殺も増えています。
今・明日に希望が見える社会が 少子化対策の基本だと思っています。
投稿: 小だぬき | 2014年5月 8日 (木) 08時34分
私もこのニュースを見ていろいろと考えました
若年層の希望の問題も大きいと思いますが
政府が過疎化や少子化対策をしたところで
実際の効果はとても薄かったので
今後の対策も同様に厳しいだろうなと思ってしまいました
投稿: 消費しないピノキオ | 2014年5月12日 (月) 06時21分