待機児童問題
「にほんしね」
のブログが話題になっっている
待機児童が増えている。。。
国会でも大問題
ということですが
実際にどんな数字が出ているのか見てみました
厚生労働省が昨年9月29日に
H27年4月1日の状況を発表したものです
保育所の定員は前年比13万9千人の増加で247万人
認定こども園当地域型保育事業も含めると253万人
保育所等を利用する児童の数は233万人で前年比63,845人増
待機児童数は23,167万人で5年ぶりに増加
全国待機児童マップを見ると
東京の待機児童は7,814人
我が埼玉県は1,097人
一方で待機児童0人の県も日本海側の県を中心に結構な数があります
少子化対策が待ったなしの地方では待機児童が少なく
人口流入の多い首都圏・大都市で待機児童が多い状況です
保育所の問題も大変ですが
「小1の壁」「小4の壁」
これから壁にどんどん当たることでしょう
女性の就業を応援する仕事をしていたのは今から10年ほど前になりますが
そのころから
「入口:就業」を増やしても「出口:預け先」が見つからなければ困るだけ
総合的な対策をしないと結局大変なのは女性ということになる
現場ではそんな声もたくさんあり、それが今現実になっています
埼玉県でも、10年前でも待機児童は多く
知り合いの何人かは兄弟姉妹別々の保育園でとても大変だったり
どうにもならなくてベビーシッターを頼んだり
親を呼んだり近所のママさん同士で融通しあったりしていました
また、保育士の不足も大きな問題です
他人の子、しかも赤ちゃんを
「いいですよ~」
と気軽に預かって何かあったら大変です
急に保育士になりたい、という人が増えるとも思えない
介護分野のように「外国人保育士」さんを養成する時代になるかもしれない
ベビーシッターに補助が付く時代が来るかもしれない
そんないろいろなことを検討している間に
10年20年はあっという間に過ぎて
子供が少なくなり保育の問題も今とは違うものになるかもしれない
先日の同窓会の名簿を見ても
ワタシタチの時代の女性は結婚している人が多数だが
若い世代は男女ともに独身、がほとんどだった。。
同窓会で子供や孫の話がない時代がやってきそうな予感・・
| 固定リンク
「調査・統計・白書など」カテゴリの記事
- 宝くじって知ってる?(2024.11.30)
- 男女共同参画の「令和モデル」①(2023.10.11)
- 妻と夫の家事分担 (家庭動向調査①)(2023.09.12)
- 男性育児休業はむずかしいか ~雇用均等調査~(2023.08.05)
- 世帯や所得の状況は? ~国民生活基礎調査~(2023.07.11)
コメント
こんにちは
お久しぶりです、昨日横浜マラソン走ったので
体の節々が痛いです(笑)
さて、保育園の問題ですが
取材してわかったのですが実際には厚労省が
発表してるのはあくまで書類を提出して
受け入れられた人のみです。
実際書類出しても受け入れてもらえなかったり
書類出すことすらできる人を合わせると
もっと数が増えます、ですので保育園は
ハードルが高すぎると言わざるを得ません
そのくせ、幼稚園はいつも募集してますね(笑)
幼稚園は保育時間が短かったり、月謝が高かったりでお弁当は毎日だし
いろいろ不便なので仕方ないのでしょうが
かくいう自分も次男が待機児童でした
長男のいる保育園にすら入れなかったです
これでは子供作りたいと思うのも難しく
少子化の改善にはなかなか繋がらず
そしてそれが、年金や福祉問題にもつながりそうですね(苦笑)
またよろしくお願いいたします♪
投稿: スーパーサイドバック | 2016年3月14日 (月) 11時37分
待機児童の問題は、保育士の待遇改善なくして実現は難しいと言う話を聞きます。面倒を見てくれる人がいなければ、どうにもならないですからねぇ。
投稿: Katsuei | 2016年3月16日 (水) 06時51分