増える非正規雇用 ~就業形態の多様化に関する総合実態調査~
昨年、11月に厚生労働省が発表した調査の概要です
新聞などでもたくさん記事が出ていましたが
この調査は、厚生労働省が正社員および正社員以外の労働者のそれぞれの就業形態について
事業所側、労働者側の双方から
意識面を含めて把握することを目的に調査しているもので
前回は平成22年度に実施しています
今回の調査は事業所約17000か所と
そこで働く労働者約54000人を対象として
平成26年10月1日の状況を調査しています
正社員以外で働く人の割合が初めて4割になった
ということでも話題となっておりました
正社員以外の労働者のうちわけをみると
パートが23.2%とやはり多くなっています
正社員以外の労働者を活用する理由を事業所に聞いてみると
一番多い理由は
・賃金の節約のため
次いで、
・一日あるいは週の中の仕事の繫閑に対応するため
・即戦力・能力のある人材を確保するため
と続きます
正社員以外の労働者について、現在の就業形態を選んだ理由について聞いたところ
一番多いのが
・自分の都合の良い時間に働けるから
ついで
・家計の補助、学費等を得たいから
・家事や育児、介護等と両立しやすいから
・通勤時間が短いから
などと続きます
一方で
・正社員として働ける会社がなかったから
という回答をした方も2割程度でしょうか
契約社員や派遣労働者を中心に多いです
そして、この層を中心に
「正社員に変わりたい」
と望んでいる方が多いようです
結婚や出産を経て再就職をしたい女性の多くは
時間の都合のつくパートなどを選択します
多様な働き方が選べるのはよいことですが
正社員になりたくてもなれない人も多い
日本の社会はどんどん格差が広がっていくのでしょうか
我が家の場合
長女は正社員として就職できましたが
口下手な次女はそれなりの会社に就職できるかどうかとても不安
面接に耐えられないような気がする。。。
大学生活の中で
アルバイトやサークルなどもやって
積極的に人とかかわるようにして
コミュニケーションをとる練習をして
親としてはやはり
しっかりとしたところに就職してほしいところです
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コメント
大卒で直ぐに正社員として就職できないと、その後はなかなか正社員になれないようですから、大学で会話力が身に付くと良いですよね。
投稿: Katsuei | 2016年4月12日 (火) 07時34分