長時間労働の実態は?
政府の働き方改革実現会議
これについて新聞などで紹介されることが多いですが
関連していろいろな会議が開かれています
たとえば
仕事と生活の調和のための時間外労働規制に関する検討会
長時間労働是正のために労働基準局が主体になって検討が行われています
その中にある資料
統計でよく発表される年間総実労働時間
日本はこれが平成8年ころ1900時間近かったのが
現在は1700時間ほど
だいぶ減っているように見えますが
パートタイムを除いた統計数字では
ず~っと2000時間を超えています
フルタイムで働く人の総実労働時間は減っていないのです
電通の事件に象徴されるように
日本では長時間労働が問題になっています
昨日の日経新聞では
国内の主要企業では
長時間労働を「是正中」と答えた会社が8割
その取り組みは
「管理職の意識改革」が8割以上
ノー残業デーの設定や
フレックスタイム制度の導入
ITを活用した業務の効率化
などが多いようです
従業員に「早く帰れ」といっても
仕事の量が減らなければ
なかなか残業を減らすのは大変です
取引先との関係もあるでしょう
日本の社会全体で取り組まなければ
長時間労働の是正は難しいです
政府の「働き方改革」の取組では
年度内に行動計画が出るようですが
どこまでのものができるのか
気になるところです
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