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労働統計ってむずかしい

働き方改革関連法案がらみで

統計調査の数字に問題があると

国会でバタバタしていますね

そもそも調査のもとになるデータの取り方が違うって。。

ワタシなどもときどき統計調査の紹介をさせていただいています

出典は必ず明らかにしますが

統計数字のとらえ方はいろいろなので

プラスの面もあればマイナスの面もある

マスコミで発表される数字はすべてを表すものではないので

自分で確認していただくのが一番なのですが

労働の統計はわかりにくいし難しいです

たとえば、

日本では実総労働時間は減っていて昔は年間2000時間を超えていたのに今は1700時間程度に減っている

などという記事をみたりいたしますが

このデータには短時間で働く方の数字も入っているわけで

パートなどで働く方が今や4割の日本では

労働時間が減っていくのはこうした事情もあるためです。

状況が全く違うのに同じデータとしてとらえていいのかな、、、というところでいろいろ見てみると

短時間労働者を除いた方の実労働時間数はいまだに年2000時間を超えております

こういうデータはぱっとビジュアルに発表されているわけではなく

いろいろ計算をして加工して出されていることが多いです

発表されるデータの元データや考え方、用語の定義など

ちゃんと理解したうえで「これだ」と示すのは大変だと思います

とにかく労働系の統計をみてみると

用語の定義だけでも統計ごとに違っていたりします

統計データには色はついておりませんが

どういうデータをどのように使ってどう説明するかによって

印象がだいぶ変わります

数字のマジックに騙されないようにするのも大変ですね!

(もちろんこの記事も専門家ではないので鵜呑みにしないでね)

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