パートと正社員の格差って?
いよいよ働き方改革関連法案が提出されようとしてます
女性の多くがパートなど正社員以外の雇用形態で働いていますが
正社員の方とほとんど同じ仕事なのに
賃金などに大きな格差があるという人も多いのではないでしょうか
先日、同一労働同一賃金の検討会の委員であった東京大学の水町勇一郎先生の講義を聴く機会がありました。
企業の方の準備が大変そうだなあと思ったことと合わせ、
働く人も、これから変わる制度についての認知が必要なんだろうなあと感じたところです。
こんなデータがありますが
短時間労働者(正社員・正職員以外)の平均賃金は1,060円
正社員・正職員の平均賃金は1,950円
正社員の方と、責任や人事配置の状況などを考え
これが合理的だと説明できるかできないか。
なぜ2倍も違うのか、正社員の給料のたとえば7割くらいなのではないか、などなど
違いについてしっかり説明できるようにしなければならないというのが
「同一労働同一賃金」
いわゆるパートタイム労働法や労働契約法、派遣法が改正されようとしています。
自分には関係ないわ~
ということではなく
すべての方に関係してきます
事業者は、その賃金の格差について説明できるようにしなければなりません
また、賃金だけではなくいろいろな手当やら福利厚生など
こちらの格差はこんな感じ
こちらについては、例えば通勤手当や福利厚生施設の利用など
職務の内容や配置の状況に関係なく同一にすべきものもあるということです
法律が改正されても準備期間があるので施行されるのはまだ先になりそうですが
これから非正社員と正社員の格差をなくそうという動きが始まろうとしています
何がどう変わるのか決まれば情報提供が始まると思いますので
知らないうちに損をしないように
国や自治体などからの情報には気を付けていただきたいものでございます。
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