パートでも手当が支給されるようになる?
日本ではパートや契約社員などで働く人が約4割
そのほとんどが女性です
年齢が高くなるに従い増えていきます
賃金は一般の労働者の6割程度
教育訓練は7割ほどが受けておらず
諸手当は正規はもらえても非正規はもらえない
というケースがほとんど
もちろん、時間の都合がよい、ガッツリは働きたくない
などの理由で非正規という働き方を選ぶ女性が多いです
そんな非正規という働き方を選んでいる皆さんにとって
大きな影響が出そうな最高裁判決が出ましたね
これは、働き方改革の一環として
非正規の格差をなくす・同一労働同一賃金を導入する
と、この2年ほどワタシの仕事でもあった分野であり
関心を寄せていたところです
判決は新聞などでご覧になった方も多いでしょうけれど
定年後の再雇用についての賃金格差は不合理ではないため容認されました
皆勤手当など、各種手当については
その目的や性質に応じて個別に判断すべきとされました
今回は不合理であると認められた手当がたくさんありました
今後職場の中では
何が不合理で何が合理的なのか
それぞれの手当や賃金体系について
目的や性質別に個々に労使交渉を重ねていくことになることでしょう
賞与が認められるかもしれないし
食堂や更衣室など福利厚生の制度は見直される可能性が高いでしょう
教育訓練なども見直される可能性もあるでしょう
賃金がアップすれば100万円を超えて
さらに就業調整する人も増えるのでしょうか
せっかく判例が手当ての不合理性を判断したのに
社会保障の制度だけは変わらないのでこの「壁」はまだなくなりません
人手不足でが深刻となり、いよいよ外国人労働者を頼りにする時代となりつつあります
ガッツリ正社員で働くことだけがすべてではありませんが
そろそろ扶養の範囲を超えて
少しだけステップアップしてみるという選択肢を考えてもいいんじゃないかなと感じております
| 固定リンク
「調査・統計・白書など」カテゴリの記事
- 宝くじって知ってる?(2024.11.30)
- 男女共同参画の「令和モデル」①(2023.10.11)
- 妻と夫の家事分担 (家庭動向調査①)(2023.09.12)
- 男性育児休業はむずかしいか ~雇用均等調査~(2023.08.05)
- 世帯や所得の状況は? ~国民生活基礎調査~(2023.07.11)
コメント
うちの会社も春の昇給で女性が少しですが
中間職増えてきました。
パートさんの処遇も毎回春闘で議題に上がっているのですが、会社側が認めてくれないんですよね。
投稿: もうすけ | 2018年6月 6日 (水) 07時04分