日本型雇用、見直し進むのか
内閣府の
新しい資本主義実現会議(第19回)が開催されグランドデザインが示されています
新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画2023改訂版案
なんだかよくわからないし関係ないわ~
なんて思ったあなた!
確かに来年からこうなります!ということではありませんが
特に若い方にはこれからのライフデザインを考える上で
大きな影響が出てくるかもしれません
安定した会社に入って一生そこで過ごす
といういわゆる終身雇用制、日本型雇用からの転換を促し
労働移動を進めようと言うことがずっと議論されてきております
「希望する個人が、雇用形態、年齢、性別、障害の有無を問わず、将来の労働市場の状況やその中での働き方の選択肢を把握しながら、生涯を通じて自らの生き方・働き方を選択でき、自らの意思で、企業内での昇任・昇級や企業外への転職による処遇改善、さらにはスタートアップ等への労働移動機会の実現のために主体的に学び、報われる社会を作っていく」
会社に入って、会社の中の研修やジョブローテーションを繰り返しながら働く
という今までのスタイルから
自らの意思で、転職、労働移動、主体的に学ぶ
働く人も自分でスキルを磨き、リ・スキリングに取り組むことで
賃金の高い職場、会社で働けるようにする
という感じでしょうか
とは書いてあるものの働くものの立場としては
人手不足で忙しく、休みも取れないような中で
どうやってリ・スキリングに取り組む?
会社が研修の時間をとってくれたり、有給の教育休暇を作ってくれたりすればよいですが
なかなかハードルは高そうです
この3年ほど、労働移動、という言葉が動き出しました
これを実現するには、企業の経営者はもちろん
働く人自身の意識も変えていかなければなりません
いまでも、たとえば職業訓練校などで、低価格のスキルアップ講座を土日や夜間にやっていたり
離職者向けの無料訓練をたくさんやっておりますが
ものすご~く人気、という講座もあれば、それほど人が集まらない講座もあります。
子育て中の女性が、子供が帰ってくるまでにあるいは在宅で講習を受けられるようなものもあります
先日紹介したデジタル人材講座なども増えてきています
少子化、人口減少下で新しい時代が来ようとしています
どんな社会になっていくのか
社会を支える個人個人が
少し、意識を変えて、関わっていく必要もあるのではないかと感じているところです、.
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コメント
アメリカは、容易に従業員をクビにできるからこそ、容易に雇用する事ができるのだと聞いた事があります。
また、日本の様に長時間労働したり、休日返上で働く事も稀なんだとか。
日本社会は、そう言う感じではないから、表面的な事だけ真似しても、上手く機能しない様に思います。
投稿: Katsuei | 2023年6月11日 (日) 21時10分