書籍・雑誌

働く女子の運命

 

連休中に読んだ本のうちの一つ

労働問題の第一人者の一人 浜口桂一郎さんの著書です

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日本の女性が企業でなぜ活躍できないのか

戦後の復興から現在までの企業の歴史をひもときながら

日本型雇用(男性正社員中心の無限定の働き方が前提の終身雇用制)の背景で労働法制度がどのように変わっていったか

社会が変わる中で成功していたと言われるこの雇用システムにひずみができて

女性をようやく活用する企業が増えてはいるものの

残業・転勤・家事・育児、、、と

あらゆる負担が増える日本で働く女性の働きづらさ。。。

よくぞ分析してくれました!

とはいえ、男性も自分のこととして家事に参加したり育児休業をとったり。。。

気持ちとしては参加したくても

企業風土がそれを許さなかったりするのが現状でしょう

問題がわかったところですぐに変わらない日本の社会

個人ではどうしようもない中でも個人が変わっていかなければ社会も変わりません

自分ができることはそれほどないのですが

労働政策にせっかく関わっている以上

変えていけるところからでも取り組むのは自分の使命なんだろうな

30年かけて今の立場に来たワタシです

女性が働きやすいだけでなく誰もが働きやすい、働きがいを持てる社会を目指して

できることをやっていきたいと思います

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子供のいない街

都市部を中心に待機児童が多く
保育所の問題は課題です
 
最近では国の補助金を使って企業の中に保育所を作るケースも増えています
子育てしながら働く皆さんにとって
預け先は大問題
でも子育てが終わってほっとしたとき
みんながみんな、いつでもじじばばの気持ちで
子供を温かく見守れるわけでもありません
 
今回見つけたプレジデントオンラインの記事
 
子供が少なくなったので子供に触れる機会が減り
電車の中でなく小さい子や
保育園の送迎で車の渋滞とか
「じゃまだなあ・・・」なんて考えることがないわけではない
 
スーパーなので小さな子供を連れている親子をみると
とってもほほえましく
うちにも早く孫が来ないかな。。。と思いますが
うちの前の小学校で
運動会が近づくと
毎日のように金管楽器を練習する音が
「今年もはじまったね~」
毎日家にいる義父母にとってはちょっぴりうるさいのかな
(我が娘たちもこの金管クラブに所属していた)
 
小学校からは行事があるたびに
我が家にもごあいさつがくる
学校も大変だな
 
もはや老夫婦世帯となりつつある我が家にとって
子供は今遠い存在だ
ここに長女あたりが孫を連れて帰ってくれば
また賑やかな子供の声に囲まれる日々がもどってくるのだろうか
 
幸い我が家の周りにはまだ子育て中のご家族が数件ある
子供のいない街はやっぱりさびしい
少子化がどんどん進んで子供を見かけることがものすごく少なくなる
うちの娘たちは結婚の兆しは全くないように見えるけれど
このさきどうしたいのかなあ。。。
 

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人口減少社会でどうなるかを考えてみた

未来の年表 ~人口減少社会でこれから起こること~

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講談社現代新書 河合雅司著

なかなか面白い本ですね

人口減少社会

人が少なくなって住みやすくなっていいじゃない

なんて考える方もいるようですが

地方ではもう大変なことになっています

ワタシは旅行が好きでいろいろなところに行っておりますが

関東と違って地方では本当~に人が少ない

ぽつぽつと点在する住居にすむ高齢者

病院もなさそうだしもちろんコンビニもない

今はよいとして

老朽化する水道管などのメンテはどうするんだろう。。。。

などといつも感じていたことがこの本で具体的に書いてありました

人口減少カレンダーでみる未来の様子

2017年 「おばあちゃん大国」に変化

 4人に一人が高齢者。特に、一人暮らしの女性高齢者の増大

 ワタシの母も昭和6年生まれ。一人暮らし。周りの友達もみんな女性高齢者。。。

2020年 「女性の2人に一人が50歳以上に」

 子供を産む年齢の女性が減っているうえ結婚しない男女が増え、
 晩婚晩産化で生む子供も1人という人が増えていますよね。。。

 うちの娘、特に次女は男の子に興味なし。。。女子高に入れたのは失敗だった?

2022年 「一人暮らし社会」本格化

 人口が減少しているけれど一人暮らし世帯増加中。特に高齢女性と独身男女。
 離婚も多い日本、家族が消滅?

 家を出た長女に新しい家族が増えることを期待しております。。。

2024年 「3人に1人が65歳以上」

 高齢者になっても働けばいいじゃない。。。。いや、元気ならいいよ。
 90歳以上になる自分の親の面倒は誰が見る?介護人材も不足しているし。。
 介護はロボットや外国人にお任せする時代になるのかしら?

2033年 「全国の住宅の3戸に1戸が空き家になる」

 すでに空き家が増えていますよね。
 実家に帰っても近所に空き家多数。家を継ぐ者はいなく、家も管理されず草ボウボウ。。。崩れかけているお宅もあるのよね。

 実家の母が亡くなったら空き家になる。。。どうしようか?

2035年 「未婚大国が誕生」

 男性の3人に一人、女性の5人に一人が生涯未婚だとか。。
   
恋人のいない若者も急増。特に交際を望まない人も増加。

  (次女に向かって)恋愛に興味がない、面倒ってアンタ、ちょっとさびしすぎない?
 せめて男の子友達を作ってほしい

このほか、輸血用血液が不足するとか、地方から百貨店や銀行、介護施設が消えるとか。深刻な火葬場不足が懸念されるとか、

このままいくとこうなるかもしれない

という危機感をあおってくれる本でございます

いろいろ対策がかかれておりますが

少子化はもう止まりません

なにしろ若い子たちが恋愛に興味ないんじゃねえ

一人暮らしもいいけれど、だれかと一緒に新しい家族を作るのも幸せなんだよ

というムードにならない日本

サラリーマンの夫を支える専業主婦と子供二人

こんな社会を前提とした社会保障制度に手を付けられない日本

悠々自適どころか、自分たちの年金を削って

働けるうちはずっとしっかりと働いて

未来の世代を助けなければならない

そんな状況になりつつある

AIやロボットでは子供は増えない

子供を持ちたいと思う人が増えるように

みんなで何かを我慢して社会を作り替えなければならないのかもしれない

(もう遅すぎるのかも)

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働き方を考える本

政府の働き方改革実現会議が進んでいます

長時間労働の是正をはじめ

同一労働同一賃金や

兼業・副業、転職の話

今話題のテレワーク

などなど

テーマには

外国人労働者や病気治療との両立もあり多岐にわたっています

最近働き方に関する本がたくさん出ています

そんな中で読みやすかった2冊

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自ら育児休業を取り

父親の介護もして

病気の子供の面倒を見て

いや~、なかなかの方です

まあ、働き続けている母にとっては

ああ、そう、こうやって来たなあって、

まるで自分をみているようで共感できます

これを男性がやっているところがすごい

男性も女性も仕事と家庭と地域での生活と両立するには

やっぱり同じことを考えるんでしょうね

特にこれから結婚して働く男性にお勧めしたいわ

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こっちもなかなかインパクトある本ですね

これは、すごい会社に入社して企業戦士として働かされている疲れた方(たぶん若い男性)に

ちょっと立ち止まってみようと語りかけているような感じでした

働く母はそもそもここまでモーレツに働いては両立できません(そこまでできるスーパーウーマンは少ないでしょう)

ワタシなどは30代のころは「子育て>仕事」でしたね~

もちろん、仕事には全力投球ですが

何かあったときは間違いなく家庭を優先しておりました

その結果、自分のキャリアに厚みが増したものと勝手に考えております

子育てを含めたすべての経験が

今の仕事に生きております

ま、たまにこういう軽めの本を読んで考えてみるのもいいかもしれませんね

こんな本も読みやすかったです

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ちなみに今日は電車でお出かけです

電車の中でこんな重めの本を読んでみようと思います

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将来親孝行でしたいこと

土曜日日経新聞

(こどもランキング)

日本能率協会総合研究所の協力で実施したアンケート

将来、親孝行でしたいことは何か

小学校5年から中学3年の男女200人にきいたものだそうです

1位 「きちんと就職して安心させる」

2位 「一緒に旅行や遊びに行く」

3位 「誕生日や記念日を祝ってあげる」

4位 「自分自身が元気でいる」

5位 「働いてためたお金をあげる」

以下、

「一緒に八暮らさなくても時々遊びに行く」「結婚をする」「孫の顔を見せてあげる」「好きなものを買ってあげる」「旅行をプレゼントする」

ということだそうで

「親の面倒を見る」

なんていうのは選択肢になかったのかもしれませんが

いまどきそういう発想はないんですね~

ワタシがムスメに親孝行として望むこと

1位 「きちんと就職する」

2位 「同居するなら生活費を家に入れる」

3位 「孫の顔を見せる」

こんなところかな

3位はなかなか難しいかもしれないけれどね

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女性が活躍する会社

6日、日経新聞です

雑誌「日経ウーマン」がまとめた

2013年度の「企業の女性活用度調査」によると

女性が活躍する会社

1位 日本IBM

2位 資生堂

3位 第一生命保険

以下、ノバルティスファーマ、住友生命保険、パソナグループ、

大和証券グループ、野村証券、明治安田生命保険、日本生命保険

が続いておりました

国内有力企業4329社を対象とした調査というk遠出

採点の基準は

①女性役員の有無など女性の管理職登用度

②ワークライフバランス度

③女性社員向け研修制度の有無

④女性社員比率など男女均等度

ということです

実際に働いている方の声を聴いているわけではありませんが

確かになんとなく

女性が頑張っていそうな会社の名前が連なっています

また、多くの企業で女性の幹部登用を重視しているということで

回答企業の女性管理職比率は

前回、前々回の 6.9%から8.4%に上がったということです

女性の登用が進む中

働きやすさを考える企業も増えていくのではないかと

期待したいところです

世の中を変えるためには

女性の声が反映されることが大事

ワタシの職場は女性が多い

いろいろな企画ものに

女性の声が大きく反映されます

わが職場は、元気です

先日のNHKの特集ではありませんが

女性が活躍できる社会は

元気があり、活気があるものだと感じています

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子供の居場所 ~遊び場はネット空間~

昨日の日経新聞夕刊です

パソコンやインターネットに囲まれて育った今の子供は

ネット空間も身近な遊び場

閲覧や利用時間の制限をしても

親の目をかいくぐってネットにアクセスするのが今の子供たち。。。。。

という感じの記事ですが

携帯電話は今や中学生では普通に持っている子も多い

小学生でもだいぶ増えている

それどころかスマホを使う子もいるし

ゲーム機器でインターネットにアクセスするというケースもある

家の中でパソコンの制限をしても

電車や飲食店内で

WiFiなどの公衆無線LANを使ってネットに接続する方法や

スマホのアプリケーションがフィルタリングで制限できないものがあるなど

技術の進歩に子供たちが先に行ってしまって

親がついていけない。。。ということもある

我が家では

パソコンと携帯はフィルタリングをしているが

YUは任天堂のDSでなにやら接続している模様

便利になったといえばよいのですが

親の目はますます届きにくくなっています

ネットのない社会は今更ありえませんが

セキュリティや自分の身を守るためのルールなどは

しっかり教えておきたいところです

しらないところでトラブルに巻き込まれる可能性もあるのがネットの問題点

子どもの身を守るのは親の責務でもあると思います

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病院で死ぬということ

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医師である著者が末期がんの患者の闘病、そして死と向き合いながら

・病院は人が死んでゆくにふさわしいところだろうか

・医療者に任せるのではなく、自分自身の意思と選択で決める自分の死を迎えるにはどうしたらよいか

読みやすい本です.

が。。。

読んでいて気分が重くなりました

昨年父を亡くしました

父は自宅で息を引き取りました

前立腺のがんと診断されて10年ほどたっていたでしょうか

自分もがんであることをもちろん知っていました

それでも医者から余命宣告をされたときはさすがに父にはいえませんでした

ワタシと母が先生から

「あと半年だね~」と言われ

元気なのに。。。

と思っていましたが、そのほぼ半年後になくなりました

父は最期は

体が苦しいときは「もう早く死にたいなあ」

ちょっと元気なときは「まだ生きていたいなあ」

とつぶやき、その都度は母

「まだまだ大丈夫だよ」と励ましていたようです

ワタシも父に会うたび

「今度は○○にくるから、そのときまで元気でいてくれないと困るよ」

と言っていました

いつも

「最期にチューブにつながれてまで生きているのはいやだ、家で死にたい」

といっていた父

その言葉通り、特別な延命治療もせず

痛みもなかったことから自宅で息を引き取った父

この本を読んで、

多くの人が病院で亡くなる中、

あらためて、父は母に看取られ幸せだったんだなあと思いました

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「おつまみ横丁」を買ってみた

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すぐにおいしい酒の肴

おうち飲みを楽しく、おいしく

というキャッチにつられて。。。

「とりあえず」の、

ゆで卵の練りウニのせ

プロセスチーズの黒こしょうまぶし

たたき山芋の明太あえ

な~んかちゃちゃっとできそうだしおいしそう

レシピなくても何となく想像で作れそうなところがよいではないですか

まいたけの醤油バターとか

たこの唐揚げとか

ふつ~に我が家のつまみとして使われているメニューも多数で親しみ深いわ

ワタシは実はレシピ本を読むのは大好き

家にもたくさんありますが

実際レシピ通り作ることはほとんどない

見て楽しい料理本

想像力をふくらませ、

失敗しても「ゆうまま風」ということでアレンジしてしまうところがよいのである

さ~て。実は今日ははなの舞で2千円ほど使ってきてしまったのですが

土曜日は久しぶりに腕をふるっておうち飲みのメニューを作ろうかなあ

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働く女性分析 ~バブル、氷河期、ゆとり世代~

週刊東洋経済の10・15号で

「なぜ女性は出世できないか」

という特集が出ていました

ま~・・・

均等法ができてから25年たちますが

女性を戦力として本気で育てようとしている会社はまだまだ少数

これはなるべくしてそうなった結果でもあると思うのですが

そんな記事の中で

日本の働く女性を

世代別に探るページがありました

バブル女性

これって、ワタシなんぞはこれかもしれないね

・「われこそはキャリアウーマン」という感じで肩に力が入っていて暑苦しい。過剰なブランド志向(過剰じゃないけどブランドは好きかも)。愛社精神がすごく、権利の主張が激しい

そうなんでしょうか~

そんな感じに見えるのかい。。。

いや、なんと言われようとも子育てと仕事と家庭を両立するためには手段を選ばず頑張るしかなかったんだよ。愛社精神ではないが、誇りを持って仕事をして何が悪いか

などと思うのだが、こういう表現はおもしろいものである

氷河期女性

30代前半から40代手前の団塊ジュニア世代。やりたいことしかやらない。会社への帰属意識が低く、スキルアップにとりつかれている。「もっと自分に合った仕事をしたい」「もっと輝きたい」と願うあまり周りからは自分勝手に見える

うわ~。またまた強烈な表現ですが。そうでしょうか?30代子育てしながら働くワーママたちはやっぱりがんばっていますよ。

ゆとり女性

・20代のゆとり女性は会社も仲間も大好き。会社に「入れてくれてありがとう」と感謝の気持ちを持って素直に見えるが実は言われたことしかしない。上っ面だけで真心がない。ワークライフバランスを求めるのは良いが緩く長く働きたいという考えが多い

ワタシの職場には20代の女性はおりませぬ。。やっぱり猛烈に働いていると思われる上の世代の女性たちを見て「あんなふうに大変になるのは嫌だわ~」と感じる人も多いのかもしれませんが、長く勤めたいのならがんばってもらいたいものである

ま、週刊ダイヤモンドで

こんなふうに働く女性をぶんせきしようという記事が特集されるってのが

なかなか面白いではないですか

オヤジさまたちになんと思われようと

同性たちに何を言われようと

がんばる働く女性たち

自分もその一人としてそんな女性たちを

ワタシは応援したいです

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