読書

読書の秋

最近YUが

電車の中で本を読むようになった

小学校のころは本当に活字嫌いで

とりあえず漫画でもいいからということで

名探偵コナンとか

金田一少年の事件簿とかを読んでいたせいか

この夏あたりから読んでいる本は

横溝正史である

犬神家の一族に始まり

悪魔の手毬唄

八つ墓村

そして今日買ってあげた本が

本陣殺人事件

これらの本はワタシは一度も読んだことがありません

結構な長編だし

文体も難しいので

こういう本に慣れて読む力が付くといいんだけどね

ワタシは高校時代は

吉川英治の三国志とか

司馬遼太郎の坂の上の雲とかがすきだったな

ちなみに10月に読んだ本はこれ

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ああ、これはマンガだったね

あとは和田秀樹さんの依存症社会も読んだけれど

本がどこかに行ってしまったので画像は無し

週に1冊くらいは本を読みたいところですが

なかなか時間は取れません

この3連休もいろいろ忙しいので

本を読む時間はなさそうです

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リーダーにとって大切なことは、すべて課長時代に学べる

この手の本はきっとためになると思うのだが

自分から買ってまでは読もうという気にならないワタシ

今回、上司が

「よんでみれば」

と貸してくれました

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キヤノン電子のカリスマ社長、酒巻久さんの本

序章 常に、第一人者を目指す

〜課長はまず、自分に厳しくあれ〜

まず自分に力をつける。常に自分自身を磨き、成長させる。実力をつけて自分が会社にとって必要な人物にする。

次に大事なのが人間関係の優先順位

まずは「自分の上司」上司の考えを理解し、味方になってもらう、。

それから部下。部下の強みを引き出し、伸ばす。成果を出せるかどうかは部下にかかっている

それから同僚、他部署、そして外部の取引先。

これが気を付けるべきこと、優先順位。

なるほど〜。まずは自分、次に上司、そして部下。

自分を高める、なかなか難しいですけれどね。

第1章 課長に必要な、部長を巻き込む力

つまらないプライドを捨て、謙虚に人を巻き込む力をつけよう

上司にはうるさがられるくらい報告する

頼まれた仕事は期限前に持っていく、などなど

以下、

第2章 課長はまず、夢と目標を掲げる

第3章 指示と報告を徹底する

第4章 上位50%の人材を集中して鍛える

第5章 課長になったら人間通を目指す

第6章 上に立つ人は倫理を大切にする

などなど、ドラッカーと違って読みやすい本なのでさらっとであればすぐに読めます

が、じっくり読むと案外奥が深い言葉もたくさん

「そうだよな〜」とわかっているようでもできないのが人間というもので

こういうことができるからこその

カリスマ社長なのでしょう

ワタシは課長でもなんでもありませんが

これから仕事をしていくうえでも参考になるところがたくさんありました

組織で仕事をしていくうえでの

部下としての心構えもわかるというものです

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日本経済の底力 ~TPPを考える~

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東日本大震災後の日本を立て直すためには震災前の、停滞していた日本の経済に戻すだけではだめで,

復興とセットになった新たな成長が必要だ

そのためには二つの分野で大転換が必要

一つが企業のグローバル化

日本が輸出大国であるというのは間違いで、日本の貿易や海外直接投資の状況を見ても先進国で最もグローバル化していない国である

輸出している企業は生産性が高い。TPPやFTAによって大幅なグローバル化を進め企業の生産性を上げることで日本の経済は再生する。

二つ目は地方の産業集積の創出

地域に産業集積すると経済活動が効率化して経済成長が促進されるが、東京一極集中の日本では地方に産業集積が育っていない。

東北をはじめとする各地に特区を設置し、「税制優遇や規制緩和を行い、企業や大学自治体がネットワークを強化することが経済の成長につながる。

本文は、著者が断っているように、いろいろな研究論文を引用することで分かりやすく書いてあります。

TPPの議論はいよいよ大詰めを迎えるようです

農業の保護、大事かもしれませんが

「今拙速に結論を出すべきではない」

じゃあ、いつどうやって結論を出すのかしら…

こうやって日本の政治はどんどんなんでも先延ばしになっていく

日本という中だけで経済が回らなくなった現在、

こういう本を読むと、やはり日本はもっと外に出ざるを得ないんじゃないかな

などと感じたところです。

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人生好転のルール55

上司(男)が『読んでみる?』

と貸してくれた本

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日本人で初めてイギリスでMBAをとり

英国金融街シティでキャリアを積んで

英仏の投資銀行で役員を務めた

藤原美喜子さんの執筆本

左はお嬢様(オックスフォード大卒!!)

いや〜

素晴らしい人ですね〜

でも降ってわいた『幸運』ではなく

この方のポジティブシンキングと

並々ならぬ努力が

成功を手にするためのコツ

「そんなこと、フツーの自分には無理」

ということもあるが

やはり見習わなければならないことはたくさんあります

『人生の扉を開くめげない力』

ついつい凹みがちな日々ですが

めげない力を付けることは重要だ

そのためには自分に対する自信をつけること

自信をつけるためには努力すること

幸せは、歩いてこない、だから歩いていくんだよ〜♪
わかっちゃいるけど、ついつい楽な方に行っちゃうのよね

「賢い質問」や「プレゼン」など

ビジネスをするうえでのいろいろな

役立つノウハウも満載です

あまりノウハウ本を読まないワタシですが

説得力のある本です

たまにはこういう本もいいものです

さらっと読んでみたところですが

もっとじっくり読んでみようと思います

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朽ちていった命 ~被ばく治療83日間の記録~

NHKの取材をまとめた本です

朽ちていった命

テレビでご覧になった方もいらっしゃるのでしょうか

東海村の臨界事故の被ばく者

大内さんの

病状を

克明に描いた記録です

ワタシはテレビは見ていないのですが

中性子線による被ばくが

こんなすごいものだとは

知りませんでした

普通の病気は少しずつ悪くなるのですが

放射線被ばくは

一瞬です

一瞬で大内さんの染色体は破壊され

再生不能になりました

細胞が再生不能なので

悪くなるだけです

回復の見込みのない中で

どこまで医療行為を続けていくべきか

医師も看護師も

苦悩の83日だったに違いありません

福島原発の被ばくの問題は

収束する気配はまだありません

先日昼間のテレビを

久しぶりに見ていたら

原発や放射能についての取材が

とても多いんですね

「そんなに気にしなくても大丈夫なんじゃないかしら」

と思う一方で

こういう本を読んでみると

被曝するということはこういうことなんだな

というのがよくわかり

見えない放射線への不安が高まることもわかります

菅さんが

脱原発を目指しているようですが

新しいエネルギーに

すぐには変更することはできないでしょう

節電の夏はまだまだ続きそうです

冬も節電になりそうです

それでも

計画停電は勘弁してもらいたいあなあ・・・・

夏に計画停電になっちゃったら

子どもたちには

停電のない都内に疎開してもらおう

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はやぶさ、そうまでして君は ~元気が出る本~

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久しぶりに感動しました

元気が出ました。

「いい話」で感動!!

小惑星イトカワまでいったはやぶさのプロジェクトリーダー

川口淳一郎さんの書いた

奇跡のプロジェクトを描いたものです

「2番じゃダメなんですが」

という言葉がひとときおもしろおかしくブームになり、

日本の科学技術予算は先細っています

「1番はNASAだから日本は2番でいいや」

という考えでは、このプロジェクトは成功しなかったのでしょう

アメリカを超え、日本が宇宙のプロジェクトで一番になる

何が何でも成功させる

ハイリスクだからこそ得られるハイリターン

この本は決して難しい科学書ではありませんでした

川口さんのはやぶさへの温かい思いが込められていました

モノヅクリに元気のない日本ですが

日本はまだまだがんばっていたんじゃないか

そのサクセスストーリーの裏にあった危機と努力をどうやって乗り越えてきたのか

読んでいて元気の出る1冊です

川口さんの、はやぶさへの思いは

科学に対するそれではなく(いや、もちろん、科学ありきなのでしょうが、それ以上のものを感じました)

宇宙を旅して帰ってきた我が子の最期を見届け

新たなバトンをつなぐこと

一人の、そしてチームの熱い思いがここまでのことを成し遂げるんだなあ。。。

99%の成功ではだめで、「地球に帰ってくる」ことで100%となる

「がんばったんだからいいじゃないか」

ではなくて結果を出す

ほとんど奇跡ともいえる大逆転

受験生のMIにぜひ読ませたい一冊でした

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日本を考える学生たち 〜ハーバード白熱教室〜

ベストセラーの本ですが

NHKで放送していたときには見なかったのでちょっと読んでみました

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この中で、東大にこの先生を招き、学生たちと(一般の人もいたらしい)ハーバード講義形式で授業を行ったときの講義録が掲載されています

「現役世代のみなさんが戦争責任を負うべきか」

重いテーマです

賛否両論です

Yesの方たち

・歴史が続いている。祖先なくして自分たちは存在しない

・被害者のいる限り謝罪と賠償をすべき

NOの方たち

・未来永劫まで責任を負う必要はない

・歴史を語り継ぐ責任はあるが道徳的な責任まで新しい世代が継ぐべきではない

などなどなど

中には

「難しくて分かりません」のような回答も。。

それに対し

「難しいから聞いているんだ」と先生。

これ、同時通訳付きということですが、多くの学生さんは英語で議論していたようですね。さすが東大生

結論を出すのが授業ではないので賛否についてお互いの意見を聴き、認め合い、理解し合うことが大事だということでしょうか

1000人の議論で理解しあえるのなら政治などで議論をすることの大切さはどうだろうか。。。と先生のことばでした

ハーバード大学での人気講義ということですがポンポンすすむ質問とそれに即答する学生たち

「日本の学生は意見など言わない」と言われたがそれは間違いたっだ

との教授の言葉

戦争責任のような重いテーマをどのくらいの学生が考えたことがあるだろうか

戦争はいけない

その通りだが

歴史が続く限り謝罪し続けなければならない

これもどうでしょうか

日本が中国や韓国に行ったこと。日本がアメリカから受けた原爆や沖縄などの被害

ただ単に「これは過去の歴史だよ」というにはまだ早すぎるでしょうけれど

戦後65年たち、戦争は遠い話になりつつあるのは日本だけかもしれない

今もお隣でも紛争があり、アメリカで年間軍人が何人も亡くなっている。世界の各地で戦争や紛争があり人がなくなっている

先日「きけ わだつみのこえ」という本を目にする機会があった

これは学徒出陣した日本若者が祖国の家族などにあてた手紙を集めたもの(改ざんされているとかいう話もあるが真実はわかりません)

20前後の若者が死を前にして思いを父母に手紙でつづっていた。。。。

重い本だった。。。。(重量じゃないよ)

我が子が遠い戦地でこんな手紙を送ってきたら…母のワタシはどうだろうか

なんだか珍しくここ数日、重いテーマを考えるワタシ

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”デフレの正体”から考える「女性の就労」

結構売れているこの本

デフレの正体

「景気さえよくなれば大丈夫」という妄想をすて、「現役世代の人口の減少」に問題の根本がある。それではこの「現役世代の人口の減少」をどう補うのか考えよう・・・・

という感じの本で読みやすかったです

その中に

「女性の就労と経営参加を当たり前に」

という一章がありました。

これこそ、ワタシが去年2年間やってきた仕事の目標です

若い女性の就労率が高い県ほど出生率が高い

というデータがあるそうです。

若い女性が「出産退職」してしまうのは本当はとても損失なのです

せめて、出産退職した方が気持ちよく働けるように・・・・・

と、去年まで女性のための就労支援セミナーやカウンセリングを行ってきたのですが

そこで壁となる

「子供が小さいからかわいそう。」または「預け先がない」

「扶養の枠の中で働きたい」

「家事との両立ができない」

などなどなど

この本では、日本の女性の就労を進めるためのハードルとなっているのは

「男性の心の壁」

「女性同士の心の壁(足の引っ張り合い)」

「現実に家事をだれがやるのか」

など述べられております。

でも、ワタシはやっぱり「本人のやる気」が大きいと思いますね

出産後に退職しても暮らしていける方は子育てに専念したいという選択。これが間違っているわけではないとは思います

そして、辞めて数年経つと、正直言ってハードに仕事をするのは「辛い」

体がきつい、子どもの負担、家族の負担、今更仕事してもパートしかない、毎日通勤するのは面倒、などなど。。。

で、みんなが働き始めてふと気付くと一人

あら、これじゃまずいわと思っても急には働けない

まあ、無理に働かなくても暮らせるからのんびり行こう

となっていく方も多いですね。

この章を読むと、一部の方は

「無理に女性を働かせる気なのか!!」と思うかもしれません

そう、戦後長い間、女性は働く必要がなかったのですから

働くという選択肢がなかった時代が長かった。

サラリーマン家庭。働く父と専業主婦と子ども二人というモデル。こういう政策だったわけです

でも、そういう時代は終わりを迎えつつあると思います

こういうことは一朝一夕には状況は変わりません

でも、20年前と今では確実に違います

ワタシが仕事を始めたころと今では女性の働きやすさは本当に夢のようです

さらに上の世代の方の苦労は大変大きなものだったことでしょう

今から20年後は男性も女性も当たり前に働くようになっているのではないでしょうか

劇的に世の中を変えることは無理ですが、人の意識は少しずつ前向きに変わっています

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